【デイ日誌】一般企業と肩を並べて仕事をしている「麦の郷印刷」!デイから就労支援の現場を見学させていただく!そして・・・

 麦の郷印刷という福祉事業所があります。
六十谷にあるこの事業所はその名の通り、「印刷」をナリワイとされています。
福祉事業所として障害者の就労の現場ではありますが、一般の印刷会社として運営されています。

そんな仕事の最前線で活躍されている麦の郷印刷に見学に行かせてもらうことになりました。
以前、見学にいかせていただいた「社会福祉法人いこい」さんや、「NPO法人ひまわり」さんも魅力ある職場でしたが、麦の郷印刷は福祉就職の中でも一般の企業に近い現場ということで、別の魅力をもったところだと伺い、わくわく感が膨らんでいました。
いざ現場へ!

びっくりするぐらい大きな機械!
詳しい写真は業務上のいろいろがあってのせることができませんが、でっかい印刷機、おきな紙をいっきに切り落とす断裁機、一瞬にして本をつくる製本機などが有りました。
そして、編集も一般の業者も使っているパソコンソフト!!
その側では営業のスタッフがいらっしゃり、企業とのやりとりをされていました。
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非常に高度な現場を見て「こんなに難しいことしてんや!」と思いきや、印刷物の加工の単純作業など、利用される方のできることに合わせた仕事もされていました。
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なるほど!
麦の郷印刷は就労継続支援のA型(雇用)とB型(訓練)の二種類の事業をやっているんだ!
(A型とB型の違いはこちらの厚労省HPを参照ください)
いこいさんひまわりさんの見学の時のブログにも書いています。)
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見学をとおして「いいな〜(^^)」とおもったのが、障害者就労をサポートする現場ですが、「障害者」だからといって特別視することなく、それぞれのできることを見つけて仕事をしている所。
そして、スタッフがフォローしつつも、利用者という枠組みを超えて印刷スタッフとして頼り頼られる現場であることです。

見学にいったのは4月9日と少し前の話になります。
「今頃ブログ?」と思われるかと思いますが理由があります。

なぜ、いまさらながら書いたかというと・・・
実は・・・
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実は、そのあと、デイケアを利用されている方が麦の郷印刷に登録につながり、現在もがんばってくれているからです。

デイケアはあくまでもリハビリの1つ。
そこから「仕事」にむけて「一歩」を踏み出した方がまた1人うまれたのです。
「仕事」ってなんだろう。と考えたりもします。
楽しいだけではない。
でも、自分から「働きたい」と表現し、目標にむかって踏み出した彼の顔はステキでした。
デイケアやそれにつながる方々、外来に事業所のみなさまからたくさんのことを学ばせてもらいつつ、共に育つ場をこれからもデイケアでは目指していきたいと改めて思いました。
忙しい中、見学対応していただいた麦の郷印刷のみなさん!
ありがとうございました!!
これからもよろしくお願いします。
文責:udonsuky

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